Manufacturing Process

真球度ディスクの製造プロセス

製品立ち上げ前夜

当社が設立してからバルブ事業を開始するまで約2年間あり、その間ボールとディスクの高真球の独自の作り込み技術を開発しました。高真球の精度を求めるのではなく、安定的に製品の供給ができるようにIT化にも力をいれています。製品使用後の表面硬化処理の摩耗量なども調べることが可能です。

1.トリミング

材料取りとプログラミングを構築し、無駄のない最適なディスクの製造方法を確立致します。
ここでは、実際にボールやディスクの真球度の製造方法を検討するだけでなく、プログラミングで製造方法を確立し、誰が加工しても高真球が再現できるようにしています。
また、ロット生産時には夜可動させ、高真球度を保ちながらも、リーズナブルな価格でご提供できます。

2.荒加工・旋盤加工

ディスクの荒加工をし、プログラミング指示と加工時間と精度の大枠を掴みます。 修正点があれば事前にこの段階で修正致します。
φ500まで製造可能です。
5軸まとめて加工できる機械もあり、軸ズレが発生しません。

3.表面硬化処理

各流体条件の特性に合わせて表面硬化処理を施工致します。
各表面硬化処理には膜厚、硬さ、密着強さの特長があり、流体条件やバルブ用途に合わせて選定していきます。また、各部品との勘合部や接触部での表面硬化処理の施工方法には十分注意を払いながら設計するようにしています。

4.超精密加工

数ミクロン単位で切削致します。刃物の設定、固定用治具、製造法より超精密製造を実現致します。
母材の加工と表面硬化処理後の研磨加工ではオリジナルの研磨機器を使って研磨を実施し、超真球に仕上げます。その後、熟練した職人が丁寧に仕上げていきます。

5.仕上げラッピング

熟練された職人によって超精密な仕上げを施工しています。 ボール球面やディスク球面をシートリングと合わせて超円滑な仕上げを行い、三次元測定機や真円度測定器で測定を行います。超精密の仕上がりを確認した後に組立検査を行いバルブタイトやタイトシャットを実現しています。 `

6.部品チェック

3次元測定器を用いてボール真球度・シートリングの真円度をμ単位で確認を行います。 その他の外注部品は入荷時に同様の測定後に組立工場で在庫管理。
最近では、バルブ使用後に表面硬化処理の摩耗量の測定のご依頼もあります。当社で加工したものは中心から球面までの距離の記録が各製造プロセスで記録されております。ご使用後の変化量や寿命なども合わせてお客様と相談して進めることが可能です。

7.組立・検査

部品製品チェック後、組み立てを実施致します。各部品の機能を理解するのは当然のこと、ユーザーの用途に合わせて製品組み上げ時は細心の注意を払って組み立てを実施します。検査機を用いて耐圧、気密、シート漏れ試験を実施致します。

お問い合わせください

☑ 他ではできないと言われたので相談に乗ってほしい

☑ 長寿命化をしたいバルブがある

☑ 流体を送るので試験をしてほしい

☑ カスタマイズ品を作ってほしい

アプリケーションや使い方に合わせてバルブの構造を変えることができ、お客様のプラント運営にベストなソリューションをご提供します。

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